コーヒー豆は、高温、多湿を嫌います。 そのため、保存して頂く方法としましては、 できるだけ涼しい、湿度の少ない場所をお勧めしています。
焙煎豆の状態で、通常、常温で3週間から1ヶ月はおいしくお飲み頂けます。

粉にしたものは、その時点より風味がそこなわれていくため、 ご家庭にコーヒーミルを常備して頂くことをおすすめしておりますが、粉でお買い求めのお客様はできるだけお早めにご賞味下さい。

なお、どうしても長期間の保存が必要な場合は、冷凍庫での保管をお勧めしています。
よく「冷蔵庫ではどうですか」というご質問を頂きますが、コーヒー豆は吸着作用が大きいために、ほかの食品の臭いを吸収してしまい 味、香りを損なう原因となります。
冷凍庫の場合は、使用する分だけ出して使って下さい。 出したり入れたりをしますと、湿度差が生じ、コーヒー豆が汗をかいてしまいます。これは、味の劣化の原因となります。

なるべく、
こまめにお買い求め頂き、お早めにお召し上がり頂くこと、 これが、鉄則です。





よく「家でコーヒーを淹れるとおいしくない」という話を聞きますが、 「豆の挽き方」「粉と水の量」「湯温」、この3つのバランスが崩れていることが、もっとも大きな原因です。

豆の挽き方は最大のポイントです。
抽出方法(コーヒーメーカー、ペーパーフィルター、エスプレッソマシン等)に、合った形で豆を挽くことが大事です。粉が荒すぎると味が出にくく、細かすぎるとエグ味、苦味が出やすくなります。

あとは、粉の量と水の量とのバランスです。 これは基本的にお好みで、濃くしたり薄くしたり自由です。1人前で粉10グラム(カリタのメジャーカップですりきり1杯)に対し、抽出量が120cc〜140ccぐらいが目安となります。

抽出するときのお湯の温度も大切になってきます。目安としては、摂氏90度〜95度。 また、温度は、豆の焙煎の度合いによっても調整します。 深煎り(苦みが多い)の豆は、少し低めの温度、 逆に浅煎り(酸味が多い)の豆は、やや高めになります。

焙煎によって引き出された豆の持ち味を素直に引き出すために こうしてすべてのバランスを、ひとつひとつ調整することにより、 おいしいコーヒーを入れることができるようになります。


コーヒーメーカー(機種にもよりますが) 中挽き〜やや粗挽き
ドリップ式(カリタ、メリタ、ネル他) 中挽き〜粗挽き
エスプレッソマシーン パウダー状、極細挽き