
よく「家でコーヒーを淹れるとおいしくない」という話を聞きますが、 「豆の挽き方」「粉と水の量」「湯温」、この3つのバランスが崩れていることが、もっとも大きな原因です。
豆の挽き方は最大のポイントです。
抽出方法(コーヒーメーカー、ペーパーフィルター、エスプレッソマシン等)に、合った形で豆を挽くことが大事です。粉が荒すぎると味が出にくく、細かすぎるとエグ味、苦味が出やすくなります。
あとは、粉の量と水の量とのバランスです。 これは基本的にお好みで、濃くしたり薄くしたり自由です。1人前で粉10グラム(カリタのメジャーカップですりきり1杯)に対し、抽出量が120cc〜140ccぐらいが目安となります。
抽出するときのお湯の温度も大切になってきます。目安としては、摂氏90度〜95度。 また、温度は、豆の焙煎の度合いによっても調整します。 深煎り(苦みが多い)の豆は、少し低めの温度、 逆に浅煎り(酸味が多い)の豆は、やや高めになります。
焙煎によって引き出された豆の持ち味を素直に引き出すために こうしてすべてのバランスを、ひとつひとつ調整することにより、 おいしいコーヒーを入れることができるようになります。

|
コーヒーメーカー(機種にもよりますが) |
中挽き〜やや粗挽き |
ドリップ式(カリタ、メリタ、ネル他) |
中挽き〜粗挽き |
エスプレッソマシーン |
パウダー状、極細挽き |
|